「情報を詰め込むほど、お客様は離れていく」
店舗のPOPを作る時、伝えたいことを全部書き込んでしまった経験はありませんか?
「価格も書いて、商品説明も入れて、キャンペーン情報も…」
お気持ちはよく分かります。でも、これが実は一番危険な落とし穴なんです。
POPは1秒の世界です
お客様が店内を歩きながらPOPを見る時間、実際に測ってみたことはありますか?
長年現場で観察してきて分かったことがあります。お客様がPOPを「チラッと見る」時間は、ほぼ1秒です。
メッセージを読んで理解するのではなく、「これ、私に関係ありそう」か「なさそう」を瞬間的に判断しているだけなんです。
つまり、どんなに美しいデザインでも、1秒で伝わらなければ意味がないということです。
「引き算」ができる人が、POPができる人です
初心者とプロの違いは何でしょうか?
初心者は「足し算」をします。プロは「引き算」をします。
例えば:
商品名
価格
割引率
商品説明
使用方法
キャンペーン期間
注意事項
これを全部一つのPOPに入れようとするから、誰も読まなくなるんです。
現場で何度も見てきました。情報が多いPOPほど、お客様は立ち止まりません。
反対にシンプルで一つのメッセージだけを伝えるPOPは、立ち止まって商品を手に取る確率が明らかに高いのです。
では、何を残すべきか?
残すべきは「お客様の足を止めるもの」だけです。
詳しい説明は、立ち止まった後で商品や店員が伝えればいいんです。POPの役割は「立ち止まらせること」。それが全てです。
具体的には:
価格の魅力 → 「1,500円」より「今だけ半額」
商品特長 → 「有機栽培素材使用」より「肌に優しい」
緊急性 → 「今日だけ」「限定数量」
お客様の「感情を動かす一言」だけを残すんです。
明日からできること
今、店舗にあるPOPを一度見直してみてください。
そして、ご自身に問いかけてみてください:「このPOP、1秒で何が伝わる?」
答えがすぐに出てこなければ、それは情報が多すぎるサインです。
思い切って削ってみてください。最初は不安かもしれません。「これだけで本当に大丈夫?」
大丈夫です。お客様は詳しい説明ではなく、「これ、私に関係ありそう」という瞬間的な「気づき」を求めているだけなんですから。